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【更新:2日午前10時15分現在】石川県能登地方で最大震度7、被害確認広がる

 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方でマグニチュード7.6(暫定値)の大きな揺れを観測し、志賀町(しかまち)で最大震度7を記録したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測した。
 これを受けて気象庁は午後6時10分から記者会見し、今回の地震を『令和6年能登半島地震』と命名したことを明らかにした。
 この影響で津波が発生し、輪島港で1.2メートル以上(午後4時21分)を記録したことを最大に、山形県から鳥取県に至る広域で2日午前0時43分までに0.4メートル以上を観測している。気象庁は地震直後から能登に「大津波警報」、山形県、新潟県上中下越と佐渡、富山県、石川県加賀、福井県、兵庫県北部に「津波警報」、そのほかの日本海側に「津波注意報」を発表。その後、大津波警報は1日午後8時30分に解除し、2日午前1時15分にはすべての津波警報を注意報に切り替え、午前10時には注意報もすべて解除したが、今後も1日程度は海面変動が続く可能性が高いと考えられると注意を呼びかけている。

 また気象庁は「過去の事例では大地震発生後に同程度の地震が発生した割合が1~2割あることから、1週間程度は注意するよう呼びかけるとともに、特に今後2~3日程度は大きな地震が発生することが多くある」としている。
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 内閣府防災担当は1日午後10時時点で、石川県が17市町、新潟県が14市町、富山県が13市町村、福井県が3市にそれぞれ災害救助法の適用を決めたと発表した。